オーストラリアの移住において気になる治安

オーストラリア移住は日本人にとって衣食住においての不便がないため、若年層なら語学習得や語学を活かす目的で、高年層なら定年後のリタイア生活を過ごす目的で、比較的幅広い世代から移住先の候補にあげられることが定着してきました。
それでも治安の良し悪しについてはあまり知られていません。
ここでは移住先で安全に生活できるよう、治安や住みやすい地域について紹介していきます。
オーストラリアでの犯罪による被害例と対策
治安の良い海外移住先ランキング5位に入っているので、比較的治安のよい国といって良いでしょう。
それでも日本に比べてしまうと、罪種によっては犯罪発生率が2倍から50倍近くと、かなり高いです。
女性の夜間の一人歩きなどは危険なのでやめましょう。
近年ではテロも発生しているので安全対策も必要です。
日本人の被害例では、買い物中のスリや、車の窓を割られて鞄などが盗まれる車上荒らしのような窃盗被害、ビーチでの置き引きなどのスリや窃盗被害が目立ちます。
外出の際は、貴重品などはなるべく持ち歩かないようにし、必要な貴重品は一ヵ所にまとめず分散して持ち歩くようにするなど、注意が呼びかけられています。
詳しくは外務省の海外安全ホームページに各地の犯罪情報と、防犯対策等が細かく記載されているので参考にしてください。
外務省 海外安全ホームページ
オーストラリアには日本人村が無い!?
日本人駐在員の多い国や日本人移住者が多い国では、必ずと言っても良いほど「日本人村」と呼ばれる地域があります。
これは企業などが最も安全な場所を選び、日本人が生活しやすい環境が周りに多く、オーストラリア移住初心者にとっては住居探しの参考になるのですが、残念ながらオーストラリアには日本人村が存在しません。
初めてオーストラリアで家を借りる時は、安全と防犯対策を最優先し、慎重に決めましょう。
海外に住んでいる感じがしない!と、嫌がる人もいるのですが、初めての家選びでは、比較的日本人を見かける地域を選んだ方が良いでしょう。
「世界治安が良く住みやすい都市ランキング」を参考にすると、
1位のメルボルン、
5位のアデレード、
7位のパース、
10位のシドニー
などは中でも治安が良い方なので日本人の移住には向いているでしょう。
大都市と比べ、地方都市のパースはどこかこじんまりとしていて「世界一美しく住みやすい街」と絶賛する人もいるほどです。
地方都市に加わったゴールドコーストも注目されつつあります。
快適な海外移住ライフに向けて
実際にオーストラリアへ移住をした人に聞くと「日本より住みやすい」と言います。
母国より良いと思えるほど恵まれた環境ではあっても、治安の良い日本の生活に比べたら注意が必要なのが現実です。
せっかく叶えた海外移住が、一度の経験で後悔するようなことになってしまわないように、最も安全で住みやすい場所を選びましょう。