オーストラリアのマーケットに行って過ごす休日

シドニー生活歴4年の40代男性 T.Tさんからの投稿
マーケットに行って過ごすシドニーの週末
シドニーでは毎週週末になると様々な場所でマーケットが開かれています。規模の大きなマーケットから小規模なマーケット、さらにはこんなところにマーケットがあったの?というような人気のない辺鄙な場所でも開かれています。大きなマーケットではグリーブやマリックビルのオーガニックマーケットなどが有名ですが、小規模のマーケットはハーバーブリッジを渡ったミルソンズポイントの鉄道の路線下やノースショアのコールローダーなどなど様々な場所で開催されていて、暇な時にふらっと立ち寄ってきました。
マーケットにはテントが立ち並んでおり、テントごとに出店しています。マリックビルのオーガニックマーケットでは売っている商品も様々で古本や古いおもちゃ、民族衣装、天然石などなど見ているだけでも飽きません。飲食物も売っており、コーヒーを始めとして様々な国の料理、例えばエジプトやトルコ、ギリシャ、ベトナム、フランス、ドイツ、スペインなどなど多国籍な料理が味わえます。一番好きだったのが平たい大きな鍋で大量に作るパエリアです。その豪快な調理法にあたりに漂う香ばしい香り、その香りに釣られてついつい買ってしまいます。天気のいい日に外で食べるパエリアはまた一段と美味しいです。他にもサラミやはちみつ、サーモンやオージービーフ、野菜なども販売されていて一通り揃います。マーケットは場所により特色があり、グリーブは小物やアクセサリー、衣服類などのお店が多いです。これらのマーケットは日中に開催されていますので朝ごはんやお昼ご飯を食べに行くのも良いですし、散歩がてらに回ってみるのもいいですね。
一方で、金曜日の夜にはチャイナタウンでマーケットが開かれています。こちらは食べ物が中心で、出店しているのはアジア系のお店ばかりです。日本のたこ焼き屋さんとかも出店していました。金曜日の仕事が終わった後にはよくシドニーの中華街に行き、ビールを飲んだ後にお店でつまみを買って食べていました。そしてバスカーと言いますが、大道芸や手品や歌を歌って投げ銭を貰う人たちもいてほろ酔い気分で買ったイカ焼きやザリガニ、焼き鳥なんかを食べながら見ていました。
ある時、トランプ手品をやっているバスカーがいました。面白そうだったので足を止めてみていると、アシスタントとしてご指名を頂きました。何事かと思い指示に従っていると、カードの一枚を渡されナンバーを覚えておくように言われました。その後は手品を手伝い、優秀なアシスタントを得て次々に手品がさく裂して周りは大盛り上がりです。そしてヤマ場に差し掛かり最後に渡したカードはこれか、と何と口の中から折れ曲がったカードが舌と共に出てきました。さらに何を狂ったのかそれを私に渡してきたのです。本気で嫌だと思ったのが顔に出たようで、多分凄い顔をしたのでしょう、そのバスカーの手品師が私の顔を見て思わず笑いだし、それにつられて周りも笑いだしました。そうなったら空気を読むというか同調圧力に弱い日本人の特性として受け取らないという選択肢はなく嫌々手を出すと、サンキューとか言いながら唾液が付いたそのカードを私の手に押し付け強く握りしめて握手してきたのですよ、しかも両手で。それ以来、バスカーは遠巻きに眺めています。
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