シドニーに夏の到来を告げるジャカランダ

ジャカランダ

シドニー生活歴4年の40代男性 T.Tさんからの投稿

シドニーに夏の到来を告げるジャカランダ

春が終わりを告げ初夏になると雑踏を行き交う多くの人の足が止まる時期があります。その時期こそジャカランダの花が満開になるタイミングです。ジャカランダは紫色のラッパのような大きな花を枝一面に咲かせますので、ジャカランダの花が満開になっていると木が鮮やかな紫色に染まります。そのジャカランダの木がシドニーの街中に植えられているので、ついついそのジャカランダの美しさに見とれて足が止まってしまいます。

日本で言うと桜に近いのですが、その趣は少々異なります。桜の淡いピンクの花びらは薄く小さいので、その花びらが落ちる瞬間には風に吹かれてひらひらと漂います。日本的に言うと儚さに象徴されます。一方で、ジャカランダの花は大きく落ちるときはまっすぐ垂直にボトっと落ちますので、可憐とは言い難いです。しかし、花が落ちたジャカランダの木の下は辺り一面が紫色に変わり、それはもう言葉では形容しがたい程幻想的で美しいのです。

また、ジャカランダの紫色はシドニーに沢山ある古い建物との調和が素晴らしくよく、この時期のシドニーの街は一段と美しく映えています。紫色と煉瓦や砂岩の色と非常によくマッチしているのです。シドニー観光をするならこのジャカランダの花が満開になる時期は外せません。このジャカランダの花が咲く11月の初旬頃ですが、オーストラリアは夏に差し掛かっていてジャカランダの花が散った後にジャカランダの枝から新しい葉っぱが芽吹いてきますともう夏です。シドニーの夏は日差しが強いですが乾燥しているので湿気の高い日本の夏のように身体に纏わりつくような暑さはありません。もちろん、直射日光の下は非常に強く、目が痛く開けていられないような強い日差しになることもよくあります。しかし、木陰に入ると涼しくなり、汗をかいてもすぐに蒸発してしまいますのでそれほど辛くはありません。ですので、シドニーでは日本のように大量の汗をかくことはほとんどありませんでした。

そしてこのジャカランダの花が散るとオージーたちの心は夏に突入していきます。水着や夏服を選んでビーチに繰り出し多くの人たちは夏を楽しんでいます。そんな初夏の象徴的な花がジャカランダです。シドニーに住んでから何度も目にしましたが、本当に綺麗でした。一方でジャカランダを見ながら寂しく感じたこともあります。それは満開の日本の桜が見られないことでした。桜のシーズンに合わせて帰国することは難しいので、シドニーに住んでいる間は桜を見られませんでしたが、帰国した今では桜は見られるのですが逆に街いっぱいのジャカランダが見られずにそれはそれで寂しく感じています。

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