カナダ移住を考える際に知っておきたい日本との教育制度の違いとは

カナダは英語が公用語である上に、海外の中では治安が比較的良好であり、かつアメリカにも近いことから、移住先として人気の国の一つになっています。
もっとも、日本と違う点も多くあり、特に教育制度についてはしっかりとその仕組みを理解しておかないと移住してから驚くことになりかねません。
そこで以下では、日本と異なるカナダの教育制度の特徴について紹介します。
目次
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義務教育と学年区分
日本では、小学校の6年間と中学校の3年間の合計9年間が義務教育機関とされており、高等学校の3年間と大学の4年間が上乗せされる形になっています。
これに対し、カナダの場合は、州によって少しずつ違っているのですが、基本的には5歳または6歳から15歳までか7歳から16歳までの10年ほどが義務教育の期間となっています。
ただし、日本のように小学校と中学校のような区分は存在しておらず、年次に応じてグレード1から順番に進級していく仕組みです。
プリンスエドワードアイランド州、ブリティッシュコロンビア州、ニューブランズウィック州の3つの州では、以上に加えて幼稚園も義務教育として扱われていますので、カナダ移住時にこれらの州に居住することを検討している場合には、しっかりと頭に入れておくようにしましょう。
日本では小学校と中学校の9年間の公立学校の授業料は無償とされていますが、これはカナダでも同様です。
公立学校でグレード1からグレード12まで学ぶ間の授業料は基本的にかかりませんが、その対象がカナダ国籍者とカナダ永住権の保持者となっている点には注意しなければなりません。
もし、それ以外のステータスでの移住を考えているのであれば、必ずしも無償で義務教育が受けられるというわけではないのです。
なお、無償で貸与してもらえる教科書は、あくまでも「貸与」であってもらえるわけではありません。
使い終わったら返却しなければなりませんので、書き込んだりしないで大切に使用するようにしましょう。
授業で学ぶ科目とは
日本と同じく、カナダでも義務教育において様々な科目の勉強をすることになります。
大きく違うのは公用語の扱いで、日本の場合には公用語は日本語一つだけですが、カナダでは英語以外にフランス語も公用語ですので、この2つの言語を国語として学ぶようになっているのです。
具体的には、2言語プログラムという制度が導入されており、第一言語に加えて、第二言語も学べるカリキュラムになっています。
大半の州は、英語を第一言語に位置づけていますが、もともとフランスの植民地があったケベック州のように、フランス語が第一言語になっている州もいくつかあります。
また、カナダは移民国家ですので、生徒の中にはこの2つの公用語のどちらも話せないという子供が少なくありません。
そういった子供が無理なく英語を学べるように、ESLと呼ばれるクラスを設けているのもカナダの教育制度の特徴です。
このESLというのは、English as a Second Languageの略語で、英語が母国語でない人が第二言語として英語を身につけるためのクラスです。
教育制度を理解してカナダ移住を実現しよう
以上で見てきたように、カナダの教育制度は、必ずしも日本とは同じではないものの、両者の違いはそこまで大きくはないため、小さなお子さんでもスムーズに溶け込むことができるようになっています。
ESLのように英語ができなくても無理なく習得できるためのクラスも用意されていますので、カナダ移住を検討されている方は、そういった制度をうまく活用するとよいでしょう。
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