移住前にニュージーランドの歴史を知っておこう

ニュージーランドは移住先として人気の国の一つですが、移住に際しては、その歴史をよく理解しておく必要があります。
歴史について知ることは、その国のカルチャーの理解にもつながります。
そうすれば、移住してからカルチャーショックを受けたりする可能性も低くなり、スムーズに新たな暮らしに馴染めるようになるでしょう。
目次
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先住民族のマオリ人の存在
現在のニュージーランドには、主にヨーロッパ系の人々と、先住民族であるマオリ系の人々が暮らしています。
このうち、より古くからいたのはマオリ人の方で、詳しくは分かっていませんが、彼らは12世紀から13世紀ごろに近隣の島々から同国にやってきたと考えられています。
もともと、マオリ人は、歴史的に漁撈や農耕に従事していましたが、ニュージーランドにやってきてからは、同地にいたアザラシやモアを狩って食用にしていたようです。
なお、かつては多く生息していた巨大鳥であるモアは、今では絶滅してしまっています。
ヨーロッパ人の到来
ヨーロッパ人としてニュージーランドを初めて見つけたのは、オランダ人のアベル・タスマンです。
彼がやってきたのは1642年のことで、未知の南方大陸を見つける旅の途中で偶然に同地を発見したのです。
しかし、その際、先住民族に船の乗員が襲われたため、彼自身は上陸を果たしていません。
それから100年ほど経った1768年に著名な探検家として知られているイギリス人のジェームズ・クックがタヒチ島にやってきた際に、偶然にニュージーランドを見つけて上陸しました。
そのため、ヨーロッパ人として初めて上陸した人物はクックとなっています。
その後、捕鯨や交易、宣教などを目的として数多くのヨーロッパ人がニュージーランド移住を果たします。
一方、彼らによってマスカット銃などの銃器や、赤痢などの伝染病が持ち込まれたために、先住民族であるマオリ人は徐々にその数を減らしていきました。
イギリスによる統治と独立
来訪したヨーロッパ人の中には、犯罪を犯して逃れてきた者も少なくなかったため、19世紀前半のニュージーランドは非常に治安が乱れた状態でした。
そのような状況下で、イギリスはジェームズ・バズビーを駐在弁務官に任命し、彼が1835年にマオリの首長たちに独立宣言書に署名をさせたことで、ニュージーランド部族連合国が成立したのです。
1840年にはイギリスとマオリ首長たちとの間でワイタンギ条約が締結され、それによってニュージーランドは正式にイギリスの植民地としてその統治を受けることになりました。
なお、イギリスの統治は必ずしも順調であったわけではなく、1859年にはヨーロッパ人による土地の買い占めが原因となってマオリ戦争が勃発しています。
ニュージーランドは第2次ボーア戦争や第一次世界大戦などにイギリス側として参戦し、その存在感を高めていきます。
それら一連の働きが考慮され、1931年に制定されたウエストミンスター憲章によって、正式に自治国家となることが認められました。
これによって同国は正式に独立を果たしたのです。
ニュージーランドの歴史を学ぼう
以上で見てきたように、ニュージーランドの歴史は、先住民族であるマオリ人と、その後にやってきたヨーロッパ人の存在抜きには語れません。
そのため、ニュージーランドに移住する際には、国としての歴史に加えて、それぞれの民族のバックグラウンドや両者の関係性についてもしっかりと学んで理解しておくようにするとよいでしょう。
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