記事

国際的な影響力が大きいシンガポールの歴史について

国際的な影響力が大きいシンガポールの歴史について

海外移住を検討する際、その国の国際的な影響力は無視できないポイントです。

他の国との交流が盛んで、物資や情報が頻繁に行き来する国ほど豊かな生活が可能と言えます。

その点で言えばシンガポールは理想的な移住先と言えるでしょう。

第二の人生を快適に営むためにも、ここではシンガポールの歴史や国際的な立場についてお伝えしていきます。

目次

歴史で培われた自立意識

外国への移住を検討する際、その国の歴史を知るのは快適に暮らすための必須条件と言っても過言ではありません。

シンガポール移住についても同様であり、シンガポールの歴史を学ぶことで魅力を再認識することができます。

シンガポールがまとまりのある国家として成立したのは1400年頃とされ、当時はマラッカ王国という名称でした。

1511年にポルトガルがマラッカ王国を滅ぼし、その後に建国したジョホール王国が1824年にイギリスの支配下になったことで植民地化が成立したとされています。

1959年にイギリスから自治権を獲得し、63年にはイギリスから独立したマレーシアの1州となりました。

2年後の65年にはマレーシアから独立し、正式に一つの独立国となったのです。

シンガポールの国民性は自立意識が強いとされていますが、これは国の歴史と関係していると言えるでしょう。

大国に植民地化されつつもシンガポールの民としての誇りを忘れず、遂には独立国家を成立させたのは他者に依存せず、自立した生き方を良しとする気質が根底にあったと考えられています。

世界中と深い繋がりがある

シンガポールはイギリスの植民地となっていた時代から貿易の拠点として栄え、独立国家になってからはさらに国際化が進みました。

アジア諸国に限らず、イギリスをはじめとする欧州各国とも深い繋がりがあります。

イスラム教徒が多いことから中東諸国とも交流があり、世界中の国々に影響をもたらしていると言っても過言ではありません。

国際的な金融市場としても知られ、世界中の富裕層が投資ビジネスの拠点と位置付けています。

アジア諸国の中では非常に豊かな国とされ、引退後の移住先として安定した人気を保っているのも大きな特徴です。

多くの国と繋がりがあることから英語が公用語であり、言語の面で不自由がないのも高い人気の一因になっています。

歴史を知ることでさらに楽しい生活ができる

外国への移住は生活資金や言葉の問題を考慮する以外に、その国の歴史についても学ぶことが重要と言えます。

国の成り立ちについて理解し、歴史を知ることでその国での暮らしが充実したものになるでしょう。

移住は単に生活の場を変えるだけではなく、その国の一員となることを意味しています。

国の歴史を知るのは移住先での暮らしの質を高めるのに必須なのは間違いありません。

この記事を書いた人

まり香

まり香(20代・女性)

2006年から2010年までの4年間学生としてシンガポールに留学。
その後海外出張で短期滞在を2度ほど経験。
現在はフリーランスのWEBライター。

badge関連する記事

  • シンガポールのコロナ対策 生活編

    体験談

    シンガポールのコロナ対策 生活編

    2020年の歴史的事件はなんといってもコロナ。シンガポールでは新規感染者が一桁になった今でもかなり厳しい規制を続けていて、ポイ捨てでもかなり高額な罰金を取られるこの国らしく、どの規制も違反すれば罰が課せられます。

  • 朝から外食!?驚きのシンガポール朝食話

    体験談

    朝から外食!?驚きのシンガポール朝食話

    シンガポールでは、朝から外食する文化があります。シンガポール人ファミリーの家に宿泊した際、朝から家族みんなで外に食べに行き、とても驚きました。その時の様子と、シンガポールで定番の朝食「カヤトースト」についてご紹介します。

  • シンガポールの国際色豊かな環境のエステサロンで働く

    体験談

    シンガポールの国際色豊かな環境のエステサロンで働く

    シンガポールでは、職場の上司や同僚がシンガポール人なのか日本人なのか、外国人が多い環境なのか、会社によって様々です。実際に生活してみると、生活の至るところでプチ人種差別的な発言を耳にする事がありました。その時のエピソードを紹介します。

  • 新卒で外資系企業の営業職としてシンガポールで働いた体験談

    体験談

    新卒で外資系企業の営業職としてシンガポールで働いた体験談

    シンガポールで働くというと、現地のマネージャーや駐在などのイメージが多いようですが、私のように新卒で働く人やフリーターから経営者になった人などさまざまな日本人が活躍しています。ここでは、私のシンガポールの就職体験をご紹介したいと思います。

  • シンガポールで貿易関係の営業職として働いて感じた日本との違い

    体験談

    シンガポールで貿易関係の営業職として働いて感じた日本との違い

    シンガポールでの生活に憧れ、現地で仕事をしてみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。しかし、シンガポールと日本では働き方に違いがあります。 そのため、シンガポールで働きたいと思うなら、事前に情報収集をしておいた方が良いでしょう。

  • シンガポールのIT化

    体験談

    シンガポールのIT化

    シンガポールは良くも悪くも非常に合理的な国です。無駄を嫌い、お金の計算は緻密、徹底しています。その目的を達成するためにIT化は非常に大きな貢献をしていて、町中いたる所にその痕跡がみられます。いくつか身近な例をご紹介したいと思います。