タイに移住するメリットや治安の問題について

タイは物価が安く、他国との交流も盛んな地域です。
ビザの取得も容易なことから将来の移住先として検討する人も少なくありません。
その一方で治安に関する問題があるのも無視できない事実です。
老後の穏やかな生活を営むためには何よりも安全な環境であることが重要なので、移住先の事前調査は必須と言えます。
快適に暮らすためにもタイの治安について学びましょう。
目次
日本との繋がりが強い一方で治安に関する問題も少なくない
日本語が通じる地域の多さが魅力
外国への移住に躊躇する理由として大きいのが言葉の壁です。
その国の言葉が理解できなければ移住しても快適な生活を望めません。
タイは現地の言葉であるタイ語と公用語として普及している英語が使われていますが、地域によっては日本語でも会話ができます。
タイは古くから日本との繋がりが強く、その交流は江戸時代までさかのぼることができます。
多数の日本企業が進出していることもあり、定年後に限らず若い世代でも永続的なタイ移住が可能です。
タイ語や英語が話せない人でもタイ移住は現実的な選択と言えるでしょう。
タイの治安と社会問題について
タイは国民の多くが敬虔な仏教徒であり、穏やかな国民性から「微笑みの国」とも呼ばれています。
お互いに助け合う気持ちが強いので困った時は頼りになると言えますが、国民性が必ずしも治安の良さに直結するとは限りません。
日本を基準に考えればタイの治安は決して良いとは言えず、犯罪発生率も高い傾向にあります。
犯罪の内訳としては強盗や違法薬物の所持が多数を占めますが、これは貧困率の高さが関係しています。
タイは富裕層と貧困層の格差が激しく、生活できるだけの満足な仕事は多くありません。
短時間でまとまったお金を得られるという理由から観光客を狙うスリや引ったくり、詐欺などの犯罪も増加しています。
被害者にならないための注意点
タイ移住で後悔しないためには何よりもまず、治安に対する正しい認識を持つことが重要です。
タイは安全な国と言われていますが、それはあくまでも東南アジア諸国の中では比較的安全という意味です。
日本での生活と同じ感覚ではすぐに大きなトラブルに見舞われるおそれがあります。
危険な場所には近づかないことがもっとも簡単で確実な防犯対策と言えるでしょう。
有名な観光スポットも夜間は危険な地域になることがあるので、夜間の不用意な外出は避けるのが賢明です。
正しい知識を持って楽観視を避けるのが快適に暮らす秘訣
タイは一年を通して温暖な地域であり、物価が安いことから理想的な移住先とされています。
日本からの移住者も少なくありませんが、その一方で治安に関する問題がある事実も否定できません。
東南アジアの中では安全とされていますが、それでも決して楽観視せず、危険な場所には不用意に近づかないなど正しい知識を持つことが満足できる生活を営む秘訣でしょう。