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マレーシア移住を考えるなら知っておくべき現地の教育制度

マレーシア移住を考えるなら知っておくべき現地の教育制度

インターネットの普及もあり、東南アジアへの移住を検討する人が増えている現状があります。

元々、親日国家として知られるマレーシアは、日本人との関係性も良好なことから、移住先として選ぶ日本人は少なくありません。

移住にあたって気になる点として、教育制度が挙げられます。

小学校と中学校の義務教育期間はもとより、高校や大学までの一連の状況について見てみましょう。

目次

多民族国家のマレーシア!

マレーシア移住を検討している人にとって気になることの一つが、マレーシアの教育制度ではないでしょうか。

日本の教育制度を見てみると、小学校から中学校、高校そして大学と進級していくのが通常ですが、マレーシアでは少し事情が異なります。

そもそも、マレーシアの教育を巡っては、国家自体が中華系やマレー系、インド系の3つの民族から成り立っていることが大きく影響しています。

単一民族である日本と比較した場合、複雑な仕組みにならざるを得ないのも事実です。

飛び級もあり!日本とは大きく異なるポイント

マレーシアで日本の小学校に該当するのが「初等教育」です。

ここで学ぶ期間をそれぞれStandard1からStandard6と呼んでおり、イメージとして小学校1年生から6年生といった感じです。

概ね7歳から12歳まで通うことになりますが、中間試験にパスすることで飛び級することもできます。

一連の教育課程を修了した段階で、「UPSR」と称される試験を受けて合格すれば無事に卒業です。

万一、不合格になれば、もう一年学ばなければいけません。

日本のように全ての生徒が進級できるようなシステムとは違います。

大学予備教育の存在も!やっぱり違う教育制度

マレーシアの中等教育が、日本で言うところの中学校と高校にあたります。

日本と異なる点として、中学校と高校の通算で6年間ではなく5年間で修了することが挙げられます。

この期間はForm1からForm5と呼ばれ、中間にあたるForm3の時点で試験を受け、文系か若しくは理系かで進路を決定することが必要です。

中等教育の5年間を終えると「SPM」と呼ばれる卒業試験を受け、その成績は大学進学の際に大学への提出が求められます。

また、マレーシアには大学予備教育の期間が設けられているのも特徴といえるでしょう。

Form6と称されており、1年〜2年程度大学に入学するために色々な準備を行います。

その後、統一試験「STPM」を受け、合格すれば大学への道が開けます。

マレーシアの大学は、国立と私立、海外大学分校の3つの種類に分けることができます。

このうち、マレーシア移住を考える日本人が選択可能なのが、私立大学です。

私立大学と一口にいっても、その種類は多岐にわたります。

ハイレベルなユニバーシティから、標準的なカレッジに至るまでに挑戦することが可能です。

ますます繁栄するマレーシア!下支えする教育制度

近年になって経済発展が著しく進むマレーシアは、日本人の移住先としての人気が高くなってきました。

教育制度を巡っては、半ば自動的に進学する日本のようなシステムとは異なり、節目節目に試験を行い習熟度をチェックするなど、さまざまな取り組みで教育水準のレベルアップを図っています。

大学は国立や私立、海外大学分校の3つに分かれており、海外からの移住者も多く学びます。