教育制度の違いを知って失敗しないインドネシア移住につなげる
お子さんがいるご家族がインドネシア移住を考える際に大きな問題となるのが、教育制度でしょう。
移住した時に大きなギャップを抱えないよう、あらかじめ基本的なことを知って備えたいと思っているはずです。
こちらでは、インドネシアの教育の現状や特徴とともに、インドネシアと日本の教育制度の違いについてもご説明します。
インドネシアの教育の現状と特徴
インドネシア移住に先立って、インドネシアの教育制度を知っておくと、子供の教育を現実的に考えることができます。
そのためには、インドネシアの教育の現状や特徴を知ることがポイントとなります。
日本では少子高齢化が問題となっており、子供の数が減ることで学校の数も減っています。
それでも、グローバル社会で生き抜くための力を身に着けさせるため、教育カリキュラムが充実するなど、教育の質の向上が求められています。
対してインドネシアでは、子供の数が増加していて、教職員の数が足りない状況です。
学士や一定期間の専門教育を修了した者が適任とされる教師の割合は年々増えてはいるものの、2018年の時点では9割に満たないとされています。
特に小学校では、必要とされる学位を持つ教師の割合が低くなっており、教育の質の向上が急務です。
インドネシアと日本の教育制度の違い
インドネシアと日本の教育制度の違いの一つは、一般の学校とイスラムの考え方や伝統を教える宗教色が濃い学校があることです。
そして、一般の学校に入学しても、自分の宗教に合わせて宗教の授業を受けることもできます。
この点は宗教的なことを教えない日本の学校とは大きく異なるため、インドネシア移住を考える人は念頭に置いておくとよいでしょう。
また、日本と大きく異なる教育制度としては、小・中・高校の卒業段階で「統一国家試験」が実施され、試験に合格しないと卒業することができないことが挙げられます。
そのため、インドネシアの義務教育とされる小学校や中学校であっても留年することがあり、しっかり勉強することが大切です。
インドネシアには名門とされる大学もあり、取得できる学士制度は3種類に分けられます。
学費は日本よりも安いものの、学士を取得するのは難しいため、遊ぶ暇なく勉強しなければならず、休みの期間もインターンシップや就職活動などの準備に追われることになり、充実した学校生活が送れるはずです。
インドネシアの教育制度について
インドネシアは日本と違い、子供の数が増加傾向で勢いのある国です。
そのため、教師の質の向上が急務です。
インドネシアと日本の教育制度は、義務教育が小学校と中学校という点は同じですが、卒業段階で試験を受け、成績によっては留年することがあるのが大きな違いです。
また、義務教育でも宗教色が濃い学校があったり、大学卒業や学士号をとるのが非常に難しいという点も異なっています。