移住する際に気になるインドネシアの治安
定年後の新生活において海外移住を希望する人が増えていますが、その中でインドネシアは温暖な気候と移住者が生活をしやすい環境づくりを推進していることで人気の国の一つです。
ただインドネシアに移住を決めた際に、あらかじめ知っておきたいのが「治安」です。
そこで移住を考えている人に、この記事ではインドネシアの治安について紹介します。
インドネシアでの犯罪発生率
インドネシア移住を計画した際に最も重要な治安を知るためには、インドネシア政府および領事館が発信している犯罪発生率を見ることです。
犯罪発生率の内訳は、銃やナイフでの「殺人」と骨折など重傷を負わせる「暴行」に加えて、女性に乱暴を働く「性犯罪」と物を盗む「窃盗」になります。
銃やナイフでの「殺人」と骨折など重傷を負わせる「暴行」の件数というのは、10年をめどに計算をすると1日に1人から5人が被害にあっている計算になっています。
この数値は他の東南アジアの国に比べても圧倒的に低く、よほどのことがない限りは「殺人」や「暴行」の被害にあわなくなっているのです。
その理由として1990年代は、インドネシアを含めて東南アジアの治安は内戦が勃発しており悪かったのです。
2000年代に入ると内戦が終結したと同時に観光をメインにした経済の流れを作るために警察組織を一新して治安回復に努めたことが大きいです。
次に「性犯罪」の観点でいうと、1日にあたり1人が被害にあうかどうかの確率になっています。
その理由としてはインドネシアはイスラム教徒なので、お酒を飲むという文化がないため酔いに任せた行動をする確率がないです。
なによりイスラムは女性に関してルール付けされており、簡単に男性が女性に触れることができないのも大きいといえます。
最後の「窃盗および強盗」については、1日当たりの計算で5人から10人が被害にあう計算になっています。
1日に5人から10人なので、出くわす可能性は十分にありますが、ただ他の東南アジアの国々と比べると圧倒的に数少ない数値です。
「参照URL」
https://surat.jp/life/indonesia-chian/
大切なのは防犯対策をしっかりしておくこと
インドネシアの危険度は、政府が率先して治安維持に努めているので安全性は高い国です。
ただし犯罪発生率で述べたとおりに、「強盗や窃盗」などの犯罪が全くないわけではないことを覚えておく必要があります。
そのため海外に移住するのであれば、最低限は防犯対策をしっかりしておく必要があるのです。
基本的に外出するときには手提げかばんや死角が多いナップサックではなく、いざというときに防御ができるように両手がつかえるショルダーバッグを利用します。
お金については基本的に現金はチップを払う程度にして、支払いについてはクレジットカードを使うだけに限定をします。
クレジットカードを使えるお店であれば不正が働きにくいだけでなく、仮に情報を盗み取られるもしくはカード自体を盗まれた時にはすぐに連絡をして失効をしてもらえればよいので安心です。
「参照URL」
https://www.veltra.com/jp/travel/article/indonesia-security/#topic346
不要不急の夜中の外出は基本的にやめておこう
インドネシア移住において治安の問題ですが、国が率先して観光をしやすい環境づくりをしているので外国の中でも治安は良いほうです。
ただし治安が良いのはあくまで日中が目安であり、夜中は暗いポイントが多いので悪化しますので避けたほうが無難といえます。
夜中の出歩き以外では、イスラム関連のテロや選挙での暴動などが起きないわけではないので常にニュースでチェックをすることが大事です。