コラム

コロンビア移住、ビザとお仕事探しについて

コロンビア移住、ビザとお仕事探しについて

「コロンビア」と聞いても、多くの方は「麻薬」や「銃」など、あまり治安の良くないイメージを持っている方が多いかもしれません。実はそんなイメージがあるコロンビア、現在デジタルノマドが移住先に選ぶ人気な国なのです。理由としては、コロンビア人の人のよさ、昔と比べ、治安が良くなってきていること、天候のよさ、生活費、などがあります。

今回は、移住の際に必要になるビザとお仕事について紹介したいと思います。

目次

Visa の種類と取得方法

Visa の種類と取得方法

コロンビアに長期滞在する場合、3種類ビザがあります。

ツーリストビザ

通常、日本国籍保持者の場合、年間(1月1日から12月31日)90日いないであればビザの申請なしでコロンビアに滞在することが可能です。滞在が90日以上になる場合は滞在延長ビザをオンライン上で申請することが必要になります。この滞在延長ビザを申請した場合、入国日から最長180日滞在が可能になります。

提出資料

  • パスポートのコピー
  • コロンビア入国時の入国スタンプページのコピー
  • 飛行機リターンチケット、または証明できるもの

さらに詳しい申請方法、申請先などはこちらの外務省海外安全情報のウェブサイトにて確認できます。

移民ビザ(タイプ M )

このビザは、後々コロンビアに定着しようと考えていて、1年以上の滞在な必要な人が申請します。このビザは下記のような状況の人が対象となります。

  • コロンビア国籍の保有者の配偶者、並びにパートナー
  • 養子縁組によってコロンビア国籍の保有者の親、または子供
  • 難民
  • コロンビアにある会社で働く場合
  • ビジネス(起業、共同株主)起業:コロンビアの最低給料の100倍以上の額(約322万円、2020年2月現在)が必要。(銀行残高が必要額以上あることを証明できれば、海外からでもコロンビア現地からの収入でも問題ない。)
  • 不動産投資(不動産投資の場合はコロンビアの最低給料の350倍以上の額(約1億1300万円)を不動産に投資することが必須となる)
  • 引退者または家主、地主、大家引退者:年金の受給額がコロンビアの最低給料の3倍以上(約97万円、2020年2月現在)であること。家主・地主・大家:コロンビアの最低給料の10倍以上(約322万円)の受け取り額があること。

居住ビザ(タイプR)

このビザは、コロンビアに永住を考えている人が申請するビザです。下記のような状況の人が対象となります。

  • コロンビア国籍を放棄した人
  • 生まれによってコロンビア国籍を持つ人の親(コロンビアで生まれた子供の親)
  • 海外直接投資(FDI)コロンビアの最低給料の650倍以上の額(約2098万円、2020年2月現在)を直接コロンビアに投資。
  • ビザタイプMの保持者で配偶者、またはオフィシャルパートナー、または養子縁組でタイプMを申請した人は、ビザ取得2年以降にタイプRの申請が可能。不動産資産でタイプMを申請した人はビザ取得5年以降にタイプRの申請が可能。

上記3つのビザについてさらに詳しい情報はこのウェブサイトをご覧ください。
また、それぞれのビザの申請については、下記のウェブサイトにて申請が可能です。

移住後の仕事について

移住後の仕事について

コロンビアに移住している人々がどんな仕事をして生活をしているか、いくつか紹介していきたいと思います。

  1. コロンビア以外の国の会社でリモートとして働く
  2. フリーランス・個人経営

コロンビア以外の国の会社でリモートで働く

現在多くの会社がフルリモートのポジションを募集しています。日本国内にいなくても、どこの国からでも働けるポジションが少しずつ増えているため、デジタルノマドの人たちも、このフルリモートポジションの仕事を獲得し、自分たちの住みたい場所から仕事をする、というライフスタイルを始めている人が多く見られます。

フリーランス・個人経営

ウェブサイトデザイナー、グラフィックデザイン、エンジニアなど、オンラインベースの仕事をフリーランスにて行ったり、フォトグラファー、ライター、アーティストなど、クリエイティブな仕事をしながらコロンビアに住んでいる方もいます。また、翻訳、オンラインで日本語を教える、など、日本語以外の言語を話せる方ならではのお仕事などをしながらコロンビアに住んでいる方も多くいます。
その他にここ数年どっと数が多くなったコンテンツクリエーター(インフルエンサー)も多く見られます。それぞれユニークなコンテンツ(旅行、健康関連など)にてコンテンツクリエーターとしてYoutube、Instagram、Tiktokなどでコンテンツを配信し、収入をえている様です。

その他、可能性としてはコロンビアにある会社に務めるという選択肢もあるのですが、大使館でのお仕事、海外協力隊に入隊して派遣先としてコロンビアに行く、など、他の国と比べて選択肢が狭いようです。そのこともあり、コロンビアでは、きちんとしたウォーキングビザが存在しないのかもしれません。

まとめ

今回はコロンビアのビザについて、コロンビアでのお仕事について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?旅行先や海外移住の国としては、あまり耳にしないコロンビアですが、食文化が日本食と似ていて、コロンビアのご飯は日本人が好みやすく、人も親切で、自然も多く、他の国に比べ生活費が低い点では、良い選択肢で、日本人の方でもとても住みやすい国だと思います。

この記事を書いた人

Yumemi

Yumemi(30代・女性)

日本人ネイティブ、アメリカ在住15年目。アラバマ州にある大学を卒業後、ニューヨークにて9年間日本ブランドがアメリカ市場に進出する際のビジネスフルサポートの経験を積む。その後自立し、アメリカにて会社を立ち上げ、主に日本のブランドのマーケティング、ブランディングのサポート、翻訳業務、ライターとして海外への移住について情報発信を行なっている。
デジタルノマドとしてNYを出て、コロンビアに数ヶ月移住、現在はメキシコをベースに仕事を行っている。

■Home Page
https://www.somaidd.com/
■Instagram
https://www.instagram.com/s.omaid/

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