インドネシア移住で移動の要となる交通手段
赤道直下のインドネシアは一年を通して平均気温は高めですが、湿度が低いことで快適に過ごすことができます。
こうした暮らしやすさを理由に日本から移住を選択する人も増えていますが、生活をする上で重要となるのが交通手段です。
そこで今回は、インドネシアの主要交通手段とそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。
利用料金の安さで人気の電車
インドネシアにある主要交通機関の中でも、世代を問わず多くの人に利用されているのが電車です。
クレタ・アピと呼ばれる企業が管理、運営を行っているインドネシアの電車は、環状線と東西南北に150km前後に伸びている路線によって国内の主要エリアの大半をカバーしています。
400近い車両が1日を通して短い間隔で運行しているため、朝夕の通勤や通学の時間はもちろん、日中の時間帯でも待たずに乗れるのが魅力です。
乗車料金も日本円にして10円から100円程度の安い価格で乗れるので、生活の足として重宝されています。
車両は冷房なしのエコノミーと冷房付きの急行の2種類に分類されていて、乗車率や値段に違いがあるので注意が必要です。
複数の選択肢から選ぶことができる路線バス
電車と並んでインドネシアの重要な移動手段として活用されているのが路線バスです。
日本とは異なり乗車人数から目的地まで異なる条件のバスが複数用意されているのが特徴になります。
遠方への移動に最適となるのが高速バスです。
高速バスというと利用料金が高めのイメージを持たれがちですが、インドネシアでは30円程度で30km圏内の移動ができます。
ゆったりとした空間でくつろぎたい人は、車内のシートが複数列になっているタイプを選ぶことで余裕を持って乗ることが可能です。
近場の移動で利用する時は、狭い路地にも簡単に入れる10人前後の小型路線バスが狙い目と言えます。
手軽に乗れる移動手段のオートバイタクシー
手軽に乗れて金額も安いことで人気となっているのがオートバイタクシーです。
こちらは文字通りバイクの後部座席に乗って目的地に移動する、この国ならではの交通手段と言えます。
日本ではバイクは荷物の配送やプライベートでの利用が一般的なので、送迎として使っていることに驚くインドネシア移住者も少なくありません。
鉄道やバスでカバーしきれない所にも気軽に行けるのが魅力です。
乗り物による快適性の違いを把握する
インドネシアはどの公共交通機関も値段が安く設定されているため、毎日利用しても生活費の出費がかさむ心配がありません。
ただし、オートバイタクシーは定員が1名で大荷物は運べない、電車は冷房の有無で車内の快適さが違うなど特徴が異なります。目的地やその日の手荷物の量などで選択を変えていくことが快適に移動をするコツです。