メキシコに移住を考えている方、ビザとお仕事探しについてのステップ1!
メキシコに移住してみたい!と思っても、どこから初めて良いのか、なかなか最初の一歩を踏み出すのは難しいですよね。今回はそんな方々のために、移住の際のビザ、移住後のお仕事について、簡単に解説したいと思います。メキシコのビザ制度は、アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリアなど留学で有名な国に比べて比較的簡単です。ただ、お国柄とてものんびりしているため、ビザの申請時には、以前申請の経験がある方、または現地の方などのツテがあるととてもスムーズに進めることができます。
また、観光ビザが他の国と比べて少し長めの6ヶ月、また年内何回でも申請可能なため、正式なビザを申請せず、観光ビザにてメキシコに長期滞在している方も多くいます。
目次
Visa の種類と取得方法
メキシコに移住する際に確認しておきたいビザ、メキシコに外国人として滞在している人々が主に取得しているビザの種類、色々と存在しますが、今回は多くの人々が申請している下記3種類を紹介します。
- 訪問者用査証(現地で報酬を得ない場合) 観光、トランジット、出張、学会参加 等 - Visa Turismo
- 一時居住者用査証 (現地で報酬を得ない場合)
- 一時居住者用査証 - Residente Temporal(現地で報酬を得る場合)
各ビザについて、取得方法とともに紹介していきます。
訪問者用査証(現地で報酬を得ない場合) 観光、トランジット、出張、学会参加 等 - Visa Turismo
これは、一般で言う観光ビザになります。ビザの期間は3ヶ月から6ヶ月。
このビザに関しては入国前の準備はほぼなく、メキシコに到着後、入国審査時に訪問の理由を伝え、ビザをもらうことができます。
通常、訪問の理由によって、3ヶ月のビザか6ヶ月のビザをもらうことができます。
例えば、訪問の理由を観光であると伝えた場合、3ヶ月、理由がスペイン語の勉強、土地を購入するためなどだと6ヶ月、と入国時の審査官の方の判断によって異なります。
この観光ビザは一年に何回でも取得が可能です。
一時居住者用査証 (現地で報酬を得ない場合)
このビザの申請を行うと、メキシコに最長4年滞在することが可能となります。ただし、滞在中にメキシコ内で報酬を得ることはできません。このビザを取得しているかたは、定年退職された方、リモートで他の国の仕事をしている方でメキシコに長期間滞在したい方が多くいます。
申請時に必要な資料は下記の通りです↓
- パスポート
- 申請用紙
- 写真1枚(縦4cm×横3cm、背景白)
- メキシコ側企業からの責任状
- 日本側企業からの推薦状(英語かスペイン語であることが必要)
- 申請手数料(日本国籍の方は無料)
資料の提出後、査証面接の予約をメールで行い、面接後に在留カードを受け取ることができます。このカードがあると、180日以上から4年間メキシコに滞在することができます。
更に詳しい申請ステップについてはこちらのウェブサイトからどうぞ。
※参考サイト:一時居住者用査証 (現地で報酬を得ない場合)| メキシコ大使館
一時居住者用査証 - Residente Temporal(現地で報酬を得る場合)
このビザは、メキシコ滞在中にメキシコ内で報酬を得る場合に申請が必要になります。
このビザは、メキシコ大使館で査証面接を行うために事前にNUT(Número Único de Trámite)の取得が必要になります。この番号取得の手続きについては、出入国管理庁ウェブサイトから、滞在予定の州のInstituto Nacional de Migración (INM)に直接問い合わせる必要があります。
番号取得後、番号とともに他の資料を提出、査証面接、滞在カード取得という流れになります。
申請時に必要な資料は下記の通りです↓
- パスポート
- NUT書類のコピー
- 申請用紙
- 写真1枚(縦4cm×横3cm、背景白)
- 申請手数料(日本国籍の方は無料)
更に詳しい申請ステップについてはこちらのウェブサイトからどうぞ。
※参考サイト:一時居住者用査証(現地で報酬を得る場合)| メキシコ大使館
ざっとビザについて紹介しましたが、私が住んでいるメキシコのPlaya del Carmenでは、メキシコに移住している人々は定年退職されている方、デジタルノマド、メキシコ人と結婚し移住してきている方、などが存在します。デジタルノマドの人たちのほとんどは、特にビザを申請せず、観光ビザで滞在し、6ヶ月がすぎる前に一度メキシコから出て、またメキシコに入国し、6ヶ月の観光ビザで滞在を延長している人たちが多く見られます。
メキシコ移住後の仕事について
メキシコに移住している人々がどんな仕事をして生活をしているか、いくつか紹介していきたいと思います。メキシコにて仕事をする選択としては、大まかに下記の3つになります。
- メキシコ以外の国の会社でリモートとして働く
- フリーランス・個人経営
- メキシコの会社に努める
メキシコ以外の国の会社でリモートで働く
コロナの影響で、現在多くの会社がフルリモートのポジションを募集しています。メキシコに住むデジタルノマドの人たちも、このフルリモートポジションの仕事を獲得し、自分たちの住みたい場所から仕事をする、というライフスタイルを始めている人が多く見られます。
フリーランス・個人経営
ウェブサイトデザイナー、グラフィックデザイン、エンジニアなど、オンラインベースの仕事をフリーランスにて行ったり、フォトグラファー、ライター、アーティストなど、クリエイティブな仕事をしながらメキシコに住んでいる方もいます。または、翻訳、オンラインで日本語を教える、など、日本語以外の言語を話せる方ならではのお仕事などをしながらメキシコに住んでいる方も多くいます。
そのほかにここ数年どっと数が多くなったコンテンツクリエーター(インフルエンサー)もメキシコでは多く見られます。それぞれユニークなコンテンツ(旅行、スピリチュアル、健康関連など)にてコンテンツクリエーターとしてYoutube、Instagram、Tiktokなどでコンテンツを配信し、収入をえている様です。
メキシコの会社に努める
上記2つのオプションに比べ、このオプションは事前の準備がかなり必要となります。また、ビザも一時居住者用査証 - Residente Temporal(現地で報酬を得る場合)を取得することが必要です。まず、日本にいながらどのようにメキシコの仕事を探すか?いくつかウェブサイトが存在するので紹介します↓
この様なウェブサイトから自分の興味のある仕事へアプライ、仕事を獲得後、移住するという流れになります。
まとめ
今回はメキシコのビザについて、メキシコでのお仕事について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?海外移住で挙げられる国とし、メキシコはあまり聞かない国かもしれませんが、食事も美味しく、人も親切で、他の国に比べビザの取得がしやすい点では、良い選択肢で、日本人の方でもとても住みやすい国だと思います。