ニュージーランドに移住したい!永住権で得られるものとビザの種類について
ニュージーランドは、美しい自然や治安の良さ、高い生活水準など、魅力的な国として知られ、近年では多くの人々がニュージーランドへの移住に憧れています。
かく言う私もニュージーランドに半年間住み、永住権に憧れたうちの一人です。後ほどお伝えする諸々事情で永住権取得はあきらめたのですが、とにかく惹かれる国であることは間違いありません。
ニュージーランドの永住権を狙うには適切なビザを取得する必要があります。今回は、ニュージーランドに永住するためのビザの種類、そして永住権で得られるものについても解説します。
目次
ニュージーランド永住権で得られるもの
ニュージーランド永住権には、永住権が消えないこと、現地の人と同じ社会保障を受けられること、オーストラリアへの行き来がしやすくなることなどの利点があります。これらのメリットは、永住権を取得する上での魅力的な要素です。
一度とってしまえば永住権が消えない
永住権を手に入れた後、日本に戻ったり、他の国に移住した場合、ニュージーランドに戻ることができなくなるのではないかという疑問があるかもしれません。
実際に、多くの国では永住権に更新が必要であり、一定期間その国に滞在していないと失効することがあります。しかし、ニュージーランドでは一度永住権を取得すれば、一定期間が経過しても他の国に移住した場合でも、永住権は失効しないのです。
私の知り合いも永住権を持っており、今は日本で生活しながら老後のニュージーランド生活を楽しみにしています。
ただし、注意点としては、永住権を取得した後に2年間の居住権が与えられるのですが、その期間内にニュージーランドで一定期間滞在する必要があります。これをクリアすれば、無事にニュージーランドの永住権が手に入ります。
現地の人と同じ社会保障が受けられる
ニュージーランド永住権を持つ人は、現地の人と同様に、さまざまな社会保障制度を利用できます。これには、医療、年金、失業保険などが含まれます。これにより、永住権保持者は、安心して生活できる環境が整っています。
オーストラリアに自由に行き来できる
ニュージーランドとオーストラリアは、移民政策やビザ制度に関して密接な協力関係があり、ニュージーランド永住権を取得すると、オーストラリアへの旅行や滞在が容易になります。そのため、ニュージーランド永住権保持者は、オーストラリアに短期滞在する際にビザを申請せずに済む場合がほとんどです。
また、ニュージーランドに住んで5年経過すればニュージーランドの市民権を得られますので、ニュージーランド人としてオーストラリアに住むことも可能になります。しかし、日本では2重国籍が認められていませんので日本の国籍を捨てることになります。市民権取得はくれぐれも慎重に検討ください。
ニュージーランド永住権の最低条件
永住権は通常のビザとは異なり、ポイント制度に基づいて発行します。ニュージーランドの永住権申請には、学歴や職歴、年齢などに応じて与えられるポイント制が導入されています。
ポイント制度以外にも、最低条件が存在します。最低条件は以下の通りです。
- 年齢:18歳以上
- 健康:一定基準を満たす健康状態であること
- 善良性:犯罪歴がないこと
- 語学力:一定基準を満たす英語力があること
- 経済力:生活費を賄える程度の資金があること
- 雇用:ニュージーランド での雇用が見込めること
ちなみに私があきらめた理由は上記の「語学力」「経済力」です。すでに家庭を持ち、一般的なサラリーマンだった私は永住権を申請できるほどの十分な財力はなく、また英語力も既定のIELTSスコアには全く届かずあきらめたのでした。ついでに言うと「年齢」も厳しかったです。
ニュージーランド移住に興味がある方は、くれぐれも早めの準備をおすすめします。
永住するための主なビザ
スキルド・マイグラント・カテゴリー(技能移民)
スキルド・マイグラント・カテゴリーは、ニュージーランドが必要とするスキルを持つ人々を対象としたビザです。このビザは、ポイント制で評価され、スキル、年齢、英語力などがポイントに影響します。一定のポイントを得た上で、ニュージーランドの労働市場での雇用が見込まれる場合に、永住権が与えられます。
投資家ビザ
投資家ビザは、ニュージーランドでビジネスを展開したい人や、投資を行いたい人を対象としたビザです。このビザには、一般投資家ビザと上級投資家ビザの2つのカテゴリーがあり、それぞれ所定の投資額や経験が要求されます。適切な投資計画と資金があれば、永住権が取得できる可能性があります。
家族ビザ
家族ビザは、ニュージーランドに永住している家族がいる場合に、家族と一緒に暮らすためのビザです。パートナー、子供、親などの家族が対象となり、家族の永住権保持者がスポンサーとなって、永住権を申請できます。ただし、所定の要件や条件を満たす必要があります。
ほかにも長期的に必要とされる職種に従事した人、ニュージーランド人との結婚(パートナー)、定年退職後のリタイアメントなど永住権取得には様々な種類があります。
まとめ
ニュージーランドに永住するためには、さまざまなビザの種類と特徴を理解し、自分に適したビザを選ぶことが重要です。
ビザの申請には、多くの書類や手続きが必要ですので、事前に十分な準備と情報収集を行いましょう。また、ニュージーランドの法律や規制が変更されることもあるため、最新の情報に注意を払い、適切な手続きを行うことが求められます。
私は一度あきらめましたが、まだ若い方や経済力、仕事力をお持ちの方であればチャンスは十分にありますので、ぜひチャレンジしてみてください!
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