コラム

タイへの移住方法

タイへの移住方法

1990年に入り日本企業のタイ進出が急増して、異動などでタイに移住する日本人が増えました。同時に、現地採用で働く人や仕事をリタイアした後に移住する人たちも増えてタイには7万人ほどの日本人が暮らしています。しかし、日本国内で暮らすのと違い、タイに移住するには出国前の手続きとタイに入国後には定められた期間に必要な手続きをしなければなりません。この記事は、タイへ移住するための方法を紹介します。

目次

タイに移住する前にすべきこと

タイに移住する前にすべきこと

タイに出国する前は移住後にやることをあれこれ考えがちですが、大切なのは移住前です。一度出国すると簡単には帰国できないので手続きを忘れると大変です。では移住前にすべきことにはどのようなものがあるのでしょうか。

住民票の削除

住民票をそのままにしておくと住民税や健康保険料が発生しますが、住民票を抜くと支払いの必要がなくなります。住民票は渡航する2週間以内に申請できます。

金融機関の整理

これまで複数の銀行口座を保持していた場合には利用していない口座の解約と、タイでキャッシングをするために年金などが支給される銀行のデビットカード作成やインターネットバンキングで送金できるようにしましょう。クレジットカードは利用するカードだけ最小限にまとめておくと余分な会費の支払いがなくなります。

公共料金などの解約

電気やガス、携帯電話料金や有料会員になどをそのままにしておくと移住後も料金が発生しますので解約が必要です。特に、クレジットカードや銀行引き落としの場合は忘れがちなので注意が必要です。

パスポートのチェックとビザの取得

タイに移住するにはパスポートの残存期間が6カ月以上必要です。パスポートの残存期間は忘れがちなので出国前に確認しましょう。尚、タイ入国後にパスポートの有効期限が切れる場合は、バンコクの日本大使館やチェンマイの領事館で新しいパスポートが発行できます。
また、長期間タイに滞在する場合は滞在条件に合うビザが必要です。リタイアメントビザは移住前に在日タイ大使館で取得できますが、入国後にタイのイミグレーションで取得する方が簡単です。

国際免許の取得

運転免許をお持ちの方は国際免許を取得しましょう。タイは外国人でも運転免許が取得できます。この時に国際免許を取得しておくとタイの運転免許が簡単に取得できます。また、タイ滞在中に日本の運転免許証の期限が切れてもタイの運転免許証の国際免許を取得して申請すれば日本の免許の発行が可能です。

保険の加入

日本に居る時には社会保険への加入は必須です。タイにも社会保険がありワークパーミットがあれば加入できますが、病院などが指定されるため外国人が利用は現実的ではありません。そのため、日本の保険会社の海外旅行傷害保険が最も保証が大きいので出国前に加入することがおすすめです。
定期的に日本に帰国する方は保険料を節約するにはクレジットカードに付帯されているサービスの旅行傷害保険が利用できる場合があります。多くの保険の利用期限は90日間で、出国したら無条件で利用できる自動付帯や、旅行代金や現地で交通機関などの支払いを利用すると保険が適用される利用付帯などがあります。自動付帯と利用付帯を上手に利用すれば保険の費用が節約になります。クレジットカードにより保険付帯の有無や利用条件などが異なりますので出国前に確認しましょう。

・自動付帯のクレジットカード
 海外旅行傷害保険|クレジットカードはエポスカード (eposcard.co.jp)

・利用付帯のクレジットカード
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タイ入国後の手続き

タイ入国後の手続き

タイにビザなしで入国した場合の滞在期限は30日以内です。その間にビザの取得(まだ取得してない場合)や銀行口座開設、住居の確保など短期間でやることがたくさんあります。
ここで気をつけたいのはタイでの手続きは言葉の問題や日本よりも処理に時間がかかることがあります。少ない時間の中で手続きをしなければならないのでスケジュールは余裕をもちましょう。

銀行口座の取得

タイで生活するにはタイの銀行に自身の口座開設が必要です。特にリタイアメントビザを申請する場合は銀行口座を取得して一定の預金がないと取得できない場合があります。タイの銀行で外国人の口座開設は年々難しくなっていますが、その中でも比較的口座開設が簡単なのがバンコク銀行のシーロム本店です。こちらの銀行の店舗には日本語デスクがあるので英語やタイ語が話せない方でも安心です。

ビザ申請

タイに長期滞在するにはビザが必要で、滞在条件によりビザが異なります。ビザの申請の期限は滞在期限の半分と言われていますので申請は入国から15日までにしなければなりません。入国から日にちに余裕がないのでタイの祝日や週末に入国しないようにしましょう。

在留届提出

外国に3ヵ月滞在する場合は管轄する日本大使館に在留届を提出するように定められています。在留届を提出することで大使館から現地の生活に必要な情報や各種証明書などを受け取る場合にも在留届の提出が必要になる場合があります。

在タイ日本国大使館ウェブサイト (emb-japan.go.jp)

※ビザ取得や銀行口座開設に不安の方は代理店を利用しましょう。
タイ移住には銀行口座の開設からビザ申請まで短期間で行わなければなりませんが、慣れない方は全てご自身でするのは大変です。このような時には代理店を利用すれば簡単に取得できます。

まとめ

タイの移住方法について紹介しましたが、外国に移住するにはこれまで過ごした日本の生活を整理するとともにタイの滞在許可を取得しなければなりません。スムーズに移住するにはスケジュールとチェックリストを作り忘れ物がないようにしましょう。

この記事を書いた人

iwama

iwama(60代・男性)

駐在員としてアメリカのロスアンゼルスとシンガポールに居住した経験があり、現在は仕事をリタイアしてタイのバンコク
で6年ほど暮らして趣味のゴルフや、タイ国内旅行などをして暮らしています。
■プロフィールサイト
https://crowdworks.jp/public/employees/3926474

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