オーストラリアでの日本食に関する食の事情
南半球に位置するオーストラリアは、アメリカ合衆国及び中国に次いで、現地で生活する日本人が多いという点が特徴です。
しかし、実際にオーストラリアで生活するとなると、現地で日本食が食べられるかどうかが、非常に重要となってきます。
ここでは、オーストラリアで味わえる日本食の種類を、現地で食べられないもの等も含めて説明します。
シドニーやメルボルンを始めとした主要都市で食料を調達できる
オーストラリアの中でも、シドニーやメルボルン、ゴールドコーストといった主要都市では、多くの日本人が居住しています。
そういった事情から、現地では日本向けの食材を購入できるスーパーマーケットに加え、日本食を味わえるレストランといった飲食店も多数存在します。
オーストラリア国内でも日本食の評判はかなり高く、寿司や天ぷらに始まり、ラーメンや唐揚げ等、オーストラリアを含む世界各国で人気の高い日本食が味わえます。
オーストラリア国内において日本食の需要が高い理由として、食料品と外食に対する物価が高い中、日本食の値段は安いという点が大きな特徴と言えます。
例えば、パスタを取り扱うレストランで食事をした場合、約2,000円もする一方で、寿司なら一皿約300円前後で済むといった具合です。
オーストラリアで外食として食べられる日本食
オーストラリアでは、特にシドニーやメルボルン等を中心とした地域で、寿司やラーメン、カレーに照り焼きといったものが高い人気を誇っています。
寿司等を取り扱う和食専門店では、サーモンといった定番メニューに加え、アボカドやチキン等を使った巻きずしをメインに味わえます。
一皿あたり2個程度の巻きずしが出されますが、握りと比較して使われるコメの量が多い点に加え、現地ではライスメニュー等が少ない関係で、一人が食べる量は3から4皿程度です。
また、日本で代表的な麺類のメニューと位置づけられているラーメンも、現地のレストランでよく見かけます。
醤油や味噌がベースとなっていますが、使われる食材に関してはしいたけやキムチ等の野菜類が中心で、肉や乳製品が含まれていないメニューを取り扱っている点で、大きく異なります。
特定の魚介類を使った日本食が食べられない
オーストラリア移住の際に最も気になる点として、日本食を専門に取り扱うレストランは多く揃っているものの、日本国内と同様のメニューは味わえないという特徴があります。
寿司の場合、サーモンとマグロはあるものの、サバ等の青魚は取り扱っていないといった具合です。
オーストラリア国内の主要都市で日本食が味わえる
オーストラリアの中でも、シドニーやメルボルンといった主要都市では、寿司やラーメンといったメニューを扱うレストランがあります。
日本食は他の外食と比較して安い値段で味わえるといった特徴がある一方、青魚等のメニューがないといった点で、大きく異なります。
アボカドやチキンをベースとした寿司や、チャーシューや卵が含まれない、ビーガン専用のメニューがあるといった具合です。