体験談

シンガポール移住での婚活

シンガポール移住での婚活
海外に住んでいると難しいのがパートナー探し…。これがシンガポール生活での一番の悩みでした。日本人の伴侶を見つけたい!と思っていると難易度はさらにアップします。ここではシンガポールでの異性との出会いや婚活事情についての体験談をお話しします。

目次

現地人との出会い

シンガポール人はまじめで育ちが良く、結婚後も家事育児に協力的な人が多く、実際にもそういった印象の男性が多かったように思います。

当時の私は亭主関白、男尊女卑まっしぐら系の日本男児に嫌気がさしていたこともあり、始めの1、2年はシンガポール人男性に対して、とてつもなく好感を持っていました。

元々身体を動かすことが好きだった著者は、スポーツのつながりで現地の人と交流する機会が増えていき、徐々に独身のシンガポール人と仲良くなってデートに行く機会も増えていきました。

しかし、いざ関係が進展しそうになると、「もしこの人と一緒になったら、この狭い国であくせく働きながら子育てして、この人の中国語しか喋れない両親と毎週顔を合わせるのか…」

という、まだ付き合ってもいないのに妄想だけが突っ走るのでした。

あの気分に名前を付けるとしたら、国際マリッジブルー妄想とでも言うのでしょうか。

「結婚して引っ越した先の隣がインド系の人だったら、毎日カレーの匂いに耐えられるだろうか…」という要らぬ心配が頭をよぎります。

シンガポールという、狭い鳥かごの中に閉じ込められた結婚生活か…というマイナスイメージしか湧かず、誰とデートしても関係が進展する事はありませんでした。

一緒にランニングしたり、水族館に行ったり、体育館裏で人生を語り合ったり、爽やかなデートをくり返したものの、「この人と一緒なら、カレーの匂いが漂う鳥かごに閉じ込められても、私はきっと幸せ!」

と思えるほど相手を好きになる事はなかったんですね。

日本人との出会い

シンガポールで暮らして3年ほどが過ぎると、いいかげん日本語環境が恋しくなり、今度は日本人のスポーツサークルに通うようになりました。

そこで知り合った男性と、とんとん拍子に交際に発展しましたが半年で破局。

この場合どちらかがサークルに通うのをやめればいい話なのですが、そのサークルは2人にとって、普段の生活の中で唯一日本人と交流できる憩いの場であったため、通うのをやめるという決断は、死を意味する…。

その後も同じサークル内でちょくちょく顔を合わせるうちに、また仲が深まり復縁、そしてまた破局。

その後も懲りずに通い続けましたが、お互いに完全無視の不仲→徐々に和解→復縁→破局…。

これを2年ほど繰り返しているうちに、「元カレと復縁と破局の無限ループにはまっている超こじらせ女」

という称号を頂き、その称号は新しく加入した独身男性たちにも受け継がれ、その後新たな恋が生まれる事はありませんでした。

よし、こうなったら流行りの婚活アプリだ!

と張り切って登録しても、知り合いが沢山出てくるし、自分の登録もすぐにバレる、知人に広まる(気にせず堂々と使えばいいんですが、著者のように人の噂をいちいち気にするビビりには向いていません…)というわけで、登録してすぐに心が折れてしまいます。

日本人向けのお見合いパーティーが開催されることもありますが、そこでも知り合いと遭遇…。

とにもかくにも、シンガポール在住の日本人同士はすぐに繋がってしまうという村社会なのです。

新たに知り合った男性が友人の元カレだった…なんて事もありました。

7年間を振り返ると

そんなわけで、シンガポール生活7年間のうち、はじめの3年は私の勝手な妄想マリッジブルーで現地人と恋愛関係には至らず、2年は復縁と破局の無限ループ、残りの期間は婚活アプリに挑戦するも知り合いが沢山でてきて断念するという、不甲斐ない結果に終わりました。

それでも超ポジティブ思考な私は、「これは自分に原因があるのではない。シンガポールにはきっと、魔物が住んでいる。」

そう思い続けたのでした。

今はコロナ禍でなかなか外出も難しいところですが、オンラインで婚活パーティーができる「ナレソメ 」やスマホで完結できる結婚相談所の「naco-do 」などのサービスがあるので積極的に活用して理想のパートナーを見つけたいですね。

この記事を書いた人

Machi

Machi(40代・女性)

シンガポールで2011年から2019年までの8年間、現地の企業で勤務。
主にエステサロン運営やスパでボディマッサージの仕事をしていました。
現在はフリーライターです。

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